世界の教育では、STEAM(スチーム)教育が重要視されています。

この約30年で急速に民間利用が進んだインターネットですが、当初は、米国の大学や研究機関を結んで学術的に活用されていました。その後の民間ポータル、ゲーム、SNSサイトなどでメディア化され広告による支配が進みました。コンテンツの質よりもアクセスの量に価値が見いだされましたが、反面、fake newsと言われる虚偽報道や捏造報道がインターネット上のコンテンツの90%以上あるとも言われています。それは、googleを始めとするGAFAやMS,LINE、中共系のサイトで稼ぎ出される広告金額が年間数十兆円の時代になっても、殆どが嘘ということになっているのです。

そのようなデジタル社会において、子ども達にはなるべく嘘のない真実(Real)をみせてあげたいところです。

 

STEAMは、Science(科学) Technology(技術)Engineering(工学)Mathematics(数学)Arts(リベラル・アーツ)ですが、私たちは、そこにReal(真実)の要素を追加してSTREAM(ストリーム)教育を提唱します。

STEM+ART+REAL=STREAM

という全く新しい教育手法でグローバル社会に貢献していきます。

*真実は嘘偽りのないこと、本当のことを意味します。(事実は、本当にあった事柄。現実は、現実に存在する事柄です。)

 

リベラルアーツ(Liberal Arts)を直訳すると「自由な学芸(学問)」で、紀元前1世紀に確立した学問です。

これは、古代ギリシャで提唱された概念ですが、自由民と非自由民(奴隷)に分けられていた時代において「自由民として自由に学ぶ技術」のことでした紀元前5世紀から紀元前4世紀にかけてアテネを中心に活動していた教育者(ソフィスト)の教えが7科の起源で、プラトンら自由七科(文法、修辞学、論理学、算数、幾何、天文、音楽)を定義しました。その内容は、よき哲学者、よき統治者となるための必須の学問として自らが成長し、社会をよりよくする優れたリーダーになるための教育として多様な専門分野や背景を持つ他者との交流から学び合い成長していくこととされています。しかしながら、このリベラルアーツだけでは、奴隷に支えられて何不住なく過ごしていた哲学者の考えでした。その後、11世紀から12世紀のヨーロッパで多くの大学が設立され、リベラルアーツ学部、法学部、医学部、神学部の4学部体制が多く取られて新たに発展しました。

 

現代の経済格差は教育にも多大な影響を及ぼしています。高度な暗記と解読テクニックを要する現在の受験では、努力とお金の両方がかかります。また、富裕層の子どもが国からの高等教育を受けることができるような、国の予算配分が散見されおり、民衆から集めた税金をほんの一部の富裕層の子どもが贅沢に使える教育制度が存在しています。この歪んだ格差社会を無くすためには、自由と平等の精神で先端教育を公平に受けられる仕組みがインターネットで必要となります。YouTubeでも宣伝のための模範解答動画は沢山でてきましたが、子どもが自ら選択できる力がつくまでは指導が必要です。今後、どのように教育でインターネットを活かすか。それがSTREAM教育の課題です。

教育×IT、STEAM教育、グローバル人材育成、多言語学習、社会人教育...

多文化共生、地域デザイン、データサイエンス、科学コミュニケーション、ビックヒストリー...BIGDATA,AI,SDGs。FakeでなくReal。

真実が人々の中に流れていくような、STREAM教育が新しい時代の礎となって欲しいと願っています。

 

 

自由七科(じゆうしちか)

西洋中世の教養科目であり、ラテン語でartes liberales,英語でliberal artsといいます。

三科の文法学(grammar)、論理学(logic)、修辞学(rhetoric)と、四科の幾何学(geometry)、算術(arithmetic)、天文学(astronomy)、音楽(Music)があります。自由人の教養という考え方で古代ギリシアに始まり,中世に7科目に限定されて中世大学の教養学部の科目となった。学問内容の豊富化するルネサンス以降にも影響を与え,伝統的な教養の内容を形成しました。

 

STEAM教育概要

STEAM教育では、生徒児童の数学的、科学的な基礎を育成しながら、批判的に考え(批判的思考)、技術や工学を応用して、想像的・創造的なアプローチで、現実社会に存在する問題に取り組むように指導しています。STEAM教育の具体的な手法としては、デザインの原則を活用したり、創造的な問題解決を奨励することなどが挙げられます。STEMは収束思考に陥りがちですが、それにArts(人文科学や芸術を含めたリベラルアーツ)を加えることにより拡散思考が加わり、創造的な発想が生まれます。

 

注目されるリベラルアーツの理由

未来をリードする人たちの中に、リベラルアーツの重要性を語る人が増えています。しかし、それは、自らのパトロン、スポンサーである富裕層を守るために言っています。

・環境問題や民族問題などの地球規模の諸問題が深刻化している現代、問題解決には専門分野を超えた柔軟で自由な発想に基づく対応。

・人種、国籍、思想、文化などを越えて持続可能な社会へ導く責任ある地球市民。

・遺伝子工学など先端分野の進歩の結果、生き物そのものをデザインする時代に入るなど、アートとサイエンスをまたいだ学問。

・人や物、知識・情報も世界を瞬時で飛び交う現代、大学における教育と研究の内容をラディカルに再検討し、それにふさわしいカリキュラム等の再編成を行うこと。

 

*これらの取り組みは、富裕層だけではなく世界の子ども達に分配しなければなりません。

*日本でも税金で安いタブレットを配り、無料で使えるクラウドに接続させるようになりましたが、内容は現場の教育者にかかっています。これからの教師にはインターネットやコンテンツを使いこなす能力が重視されるようになりますが、急には無理です。現役教師を支える社会的コンテンツや取り組みの支援が必要です。